夫との金銭感覚の違いに、日々驚きながら生活しています。
夫・・・人と同じような生活水準を保ちたい。買い物がストレス発散。
私・・・将来が不安。お金が減るとストレスになる
こんなにお金について考え方が違うのは、育ってきた環境もあるみたいです。そのため、なかなか溝を埋められないでいます。私なりに、経済の本や節約の本をたくさん渡して夫に読んでもらいましたが、まだまだ価値観は共有できていません。
夫はスーパーで嗜好品しか見ない!
夫婦で食材を買いに行っても、夫は嗜好品ばかり見ているので、一緒に献立を考えている堅実な夫婦にとても憧れます。うちの夫はというとお菓子とか自分の食べるものだけ見てます。
書いてて嫌になってきました。
その他にもこんなことがあります。
- 軽自動車は乗りたくない。
- 家電を買うときはとてもウキウキして、いらない機能のものまで買ってしまう。
- 年齢が上がれば生活費もたくさんかけたい(いい食材・いい洋服などなど)
例を挙げればきりがありません。
最近の男性は消費欲求がないという指摘もある中で、うちの夫はバブル世代の感覚をいまだに大事にしているとしか思えません。
終身雇用が崩壊している今、年々給与が上がる保証はないわけですし、年金支給年齢も引き上げられるかもしれない。それに増税だってするかもしれないのに・・・と将来が不安な私はイライラしてしまう毎日です。
夫の根底にあるもの
いつも私が将来の不安を話すと夫はこう言います。なんとかなるって!
これが夫の言い分です。さらに夫は仕事でストレスが溜まり、それを消費で紛らわしているようです。お金を使って経済を回すのはいいことですが、こっちには何も残りません。あなたがすごくストレスをためて稼いだ給与なのに、全部世間へ放流してしまってる現状で本当にいいのか?と妻は思っています。
ですが、これが夫の性格ですので、ある程度仕方がないなと思っています。イライラはしますが、私にも悪いところはあるのであまり文句も言わないように頑張っています。
将来を悲観的に考えてしまうのは、私の悪い癖なので夫の楽観的な部分に助けられているところもあるからです。
夫婦ですので、足りない部分を補ってもらっているんだと思うことにしています。不思議と夫婦ともに浪費家という方は聞いたことがなく、どちらかが倹約家だったりしてバランスが取れているものです。不思議ですね。
ここだけはしっかり話し合おう
もし、夫か妻どちらかと金銭感覚が全く違う場合、どちらかが折れないと話が前に進みません。
私はこの考え方は好きではありませんが、収入が多い方がお金について発言権があるのかもしれないですね。夫婦で築き上げていく資産や家庭であっても、その使い方については夫婦どちらか一方に決定権が偏っている場合も少なくありません。
ですが、稼ぐ力と貯める力と運用する力のすべてを持ち合わせている人は少ないと思うので、夫婦で協力するのが本来の姿かなと私は思っています。
とりわけ、住居費と教育費の問題だけはじっくりと話し合いルールを作る必要があると私は思います。
普段はどちらかが折れないと進まない話し合いですが、ここをお互いになあなあにしてしまうと、良くない未来が待っていると私は確信しています。それは住宅と教育費があまりにも大きな買い物であるからです。
生涯におけるサラリーマンの総収入は1億から2億と言われていますが、これは平均年収が続いた場合の計算でしょう。途中離職した場合や、病気によって休職してしまった場合、生涯収入は落ち込みます。
その中で、だいたい3500万の住宅を建てて、1500万を教育費に捻出したとすれば、2分の1〜4分の1の支出がもう決定してしまっているということになります。
みんながそうしているからで決めない
新年、年賀状を見てみると新築の家や2人の子供に囲まれた写真がたくさん送られてきますよね。
それを見てじゃあ自分もそろそろと思うかもしれませんが、夫婦でゆっくり話し合ってほしいのが教育費と住居費用です。
居住費と教育費だけは人生で大きくお金がかかる出費ですので、無計画な憧れやみんなが持っているからという理由で無理をするのは私はお勧めできないと思います。
とても立派な住居を構えている人の中には、実家が裕福で金銭的な援助があった人や、給与以外の収入がある人も多いです。もちろん、夫婦でマイホームの夢をかなえるために頑張ろうとしている人も多いと思います。
ですが、人は人、うちはうち。回りがみんなそうしているから、自分もそうしないと恥ずかしいなんて考えはおかしいのではないかと思います。
1億総中流の時代は、もう終わってしまったからです。
普段の出費には寛大になる必要があると私は考えています。ですが、住宅費と教育費の問題だけは、建設的な話し合いでルールと予算をしっかり決めるべきなんじゃないかと思います。
というのは、夫婦の金銭感覚の違いに苦しむ私への戒めです。
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